研 究Research

当センターでは、スポーツ選手の競技力向上・強化・障害予防・治療や、一般の方々の健康維持・増進、疾患の予防・治療など、さまざまな分野で大きな成果をあげています。ここではスタッフによる研究・活動の一端をご紹介します。


2020/06/05

競技選手がそのスポーツ活動を通して身につけるライフスキルについて、大学体育会レベルのテニス選手を対象に様々な角度から明らかにする研究。 潜在クラス分析を用いた選手の分類や、大学時代トップレベルだった選手9名に対するインタビューデータからの質的分析によって、技術、体力以外の要因が選手のパフォーマンスや人間的成長にどう結びつくかを明らかにすることを目的としている。 研究内容は以下の3つの論文にまとめられている。 1) 野沢絵梨, 大谷俊郎. 集団凝集性とライフスキルから見る大学テニス部員の類型化―潜在クラス分析によるアプローチ. コーチング学研究. 2019; 32(2): 159-169. 2) 野沢絵梨, 大谷俊郎. 大学トップクラスのテニス選手がチームでの活動を通じて獲得 したライフスキル―対人スキルに着目して. スポーツ産業学研究. 2019; 29(4): 253-268.(2019 年度日本スポーツ産業学会奨励賞 受賞) 3) 野沢絵梨, 大谷俊郎. 大学トップクラスのテニス選手が獲得したライフスキル―個人的スキルに着目して. スポーツパフォーマンス研究. 2020; 12: 32-45. 研究代表者:野沢絵梨(健康マネジメント研究科博士課程) 連絡先:eri.nozawa@gmail.com


2020/06/05

アスリートやスポーツ愛好家にとってスポーツ外傷・障害はパフォーマンスを低下させ、重症な場合にはスポーツの継続を難しくしています。 野球における球数制限などスポーツ外傷・障害を予防するために様々な施策が行われていますが、確立された方法は未だになく治療に苦しんでいる例は少なくありません。 また生活習慣病患者の方などに対して「1日1万歩」などの有酸素運動が推奨されており、運動不足は死に関係する要因の第3位となっていることから、生活習慣病等の内科的疾患の予防に運動は重要と言われています。 しかし有酸素運動の健康効果は日常生活活動レベルを超える運動強度が必要なため、高齢者では筋力不足により運動強度が足りていないことも少なくありません。 このように、運動は老若男女問わず必要不可欠なものですが、実際の現場で予防のための指導や運動方法の提供を実践する上では、未だに明らかになっていないことが多い状況です。 私たちはこれまでの診療やメディカルチェックの結果から、スポーツ競技や生活に大きく影響するスポーツ外傷・障害、生活習慣病等の予防因子を明らかにするために研究を行っています。 研究代表者:世良泰連絡先:sera@keio.jp