研 究Research

当センターでは、スポーツ選手の競技力向上・強化・障害予防・治療や、一般の方々の健康維持・増進、疾患の予防・治療など、さまざまな分野で大きな成果をあげています。ここではスタッフによる研究・活動の一端をご紹介します。


2020/06/05

スポーツを行うことは、身体の発育・体力の向上など多くのよい影響がある一方で、ケガ(スポーツ外傷・障害)のリスクも高まります。 その中で特に、最も深刻かつ頻度が多いケガが、前十字靭帯(ACL)損傷です。ACL損傷は、スポーツ復帰までに半年以上かかるため、パフォーマンスへの影響が大きいだけでなく、将来の膝の病気(変形性膝関節症)を患うリスクが高まり、競技引退後の健康状態にも影響があります。 ACL損傷は男性よりも女性に多く、特に思春期以降顕著になることから、着地などの際の女性アスリート特有の体の使い方・動かし方(バイオメカニクス)が注目されています。 そこでACL損傷など足のケガのリスクを低減するために、スポーツ競技別に最適と思われる運動プログラムを、現在の運動に加えて行っていただき、着地動作など(下肢バイオメカニクス)の改善がみられるかを検証することが本研究の目的です。 研究代表者:マチニク アレクサンドラ(訪問研究員) 連絡先:alex.macznik@gmail.com 関連資料


2020/05/29

MRI撮影方法の1つであるq-space imaging(qsi)は従来の撮影方法とは異なり、細胞など生体内の詳細な構造を撮影することができます。 このqsiを用いて、筋細胞の大きさを見分け、速筋と遅筋を非侵襲的に判別する手法を確立しました。 様々な競技による違いや成長に伴う変化について比較し、実用化を目指しています。 現在は競技種目ごとの横断研究及び小中学生の変化を縦断的に観察し評価を行っています。 研究代表者:世良泰連絡先:sera@keio.jp


2020/05/29

近年多血小板血漿を用いた治療法が様々な領域で応用され、整形外科領域でも腱障害などに対して有効性が報告されています。しかしその作製方法は多岐に渡り、一定のプロトコールは示されていません。 当大学臨床研究推進センターにおいては、脂肪幹細胞から大量の均質な血小板の作製に成功しています。脂肪幹細胞由来の血小板は、末梢血由来の血小板と比較して増殖能が高く、サイトカイン分泌量が多いなど多くの利点を有します。 我々はその技術を応用して脂肪幹細胞由来作製血小板の腱付着部炎に対する効果を証明、実用化を目指しています。 研究代表者:鳥居暁子、山田唯一連絡先:yy.onlyone@gmail.com